心理学用語

心理学用語記事一覧

【無意識について】フロイトは、無意識の中にある抑えられた感情、欲求が人を動かす基になると説いています。またその無意識の中のものを開放することで、ストレスを解消できるとも考えています。【心の仕組み】人間の意識は、意識、前意識、無意識から成り立っています。意識とは自分で考えられる部分で、前意識とは忘れてしまっている部分で、無意識は夢になって現れる部分だといわれています。無意識のものを意識化させることを...

【メモリーブロックとは】メモリーブロックとは、思い出そうとしてあと少しで出てきそうなのに思い出せないようなことを言います。体調が悪かったり、忙しくて疲れているときなどにメモリーブロックは起きがちです。【メモリーブロックの事例】以前あった人の名前が思い出せなくなっているような場合がメモリーブロックとして挙げられます。ど忘れしてしまったというような場合です。

【フラッシュバブル記憶とは】フラッシュバブル記憶とは、劇的で感動的なことが映像のように思い出される記憶です。ショッキングな出来事などがいつまで経っても記憶に残り鮮明に思い出されるような記憶がフラッシュバブル記憶です。【フラッシュバブル記憶の事例】目の前で交通事故が起きてしまうと、ずっと車が人を轢いてしまった状況が頭から離れないようなことがフラッシュバック記憶として挙げられます。

【記憶錯誤とは】記憶錯誤とは、誤って起きたことを記憶していたり、連想してしまったりする記憶です。記憶錯誤には先入観や偏見で物事を見てしまう場合に起きてしまうことがあります。【記憶錯誤の事例】事件の起きた現場にいた人を思い出す時に、人相や服装がよくない人がいたと誤って記憶してしまうことなどが記憶錯誤の例として挙げられます。

【長期記憶とは】長期記憶とは、いつになっても思い出すことのできる永遠に呼び戻すことができる記憶です。長期記憶には言葉で思い出されるものや、やり方などで体験で思いだされるものがあります。【長期記憶の事例】自分が生まれた住所や、長い間乗っていなくても自転車の乗り方を覚えているような記憶が長期記憶です。

【短期記憶とは】短期記憶とは、何かの認知的作業をするために一時的に留めておく記憶です。短期記憶は何らかの作業が必要になるときに思い出されるような記憶で、感覚貯蔵の記憶に比べれば長く留まっている記憶です。【短期記憶の事例】本を探すときに、どこにしまったのかを思いだす様なときに、前回しまったことを思い出すような場合が短期記憶といえます。

【自伝的記憶とは】自伝的記憶とは、自分の生涯を振り返って思いだされる記憶です。楽しかった想い出や辛かった思い出を自分の自伝のように記憶しているのが自伝的記憶です。【自伝的記憶の事例】子供の頃の思い出を年代と共に懐かしく思い出すようなことが自伝的記憶として挙げられます。

【プライミング効果とは】一度受けた刺激が後に受ける刺激に影響を与えるというものをプライミング効果と言います。何度も関連のありそうな言葉を上げた後で、言葉を連想すると関連付けて考えてしまうのがプライミング効果です。【プライミング効果の事例】自動車、船、新幹線という単語を見せた後に、空を飛ぶものは何と聞くと、飛行機と答える可能性が高くなります。他にも飛ぶものはあっても、最初に聞いたものから無意識に連想...

【平等と公平】公平 : 各人の貢献度に応じて報酬、資産を分配すること平等 : 各人の貢献度に関係なく同じ割合で分配すること仕事の報酬などは平等ではなく公平に評価をすることでやる気を生み出すことができます。【不公平だと感じたら】人間は不公平だと感じた場合、その不公平さを不満として伝えるか、黙って自分の労働などの量を落とすなど手を抜くようになります。そうならないためには、納得できる労力と報酬の関係性を...

【サブリミナル効果とは】サブリミナル効果とは、残像現象を利用して潜在意識に働きかけをすることによって、行動に影響を与えるというものです。ただし、サブリミナル効果は話題としてはよく採り上げられますが、本当の効果はまだ実証されていません。【サブリミナル効果の事例】映画の途中の1コマにコーラの文字をいれ、コーラーを飲みたくなるようにしたというサブリミナル効果の例があります。

【血液型と性格について】一般的に血液型と性格を関連付けて見られますが、性格と血液型には心理学的な根拠はないとされています。誰にでも当てはまる可能性がある性格で、それに関連付けて考えてしまう人が多いために、A型だから・・というように考えてしまいます。そして、その一般的な解釈に応じた行動を起こすようになって、その血液型のような性格になってしまうことは考えられます。

【ユングの性格分類とは】精神科医のユングが人間の性格を、外向的、内向的と分類しています。実際に外向的な人は明るく、活発という関連は確かではなく、あくまで他人からみたイメージで考えれています。【外向的性格、内向的性格の特徴】外向的 ・・・ 社交的、行動的、自信がある、陽気、感情が豊か、決断力があるなど内向的 ・・・ 無口、控え目、無表情、行動力に欠ける、一人でいるのが好きなど

【燃え尽き症候群とは】高い理想を掲げ、一生懸命努力したのに自分の望むものが手に入らないとわかり、そのとたんに目標を失い燃え尽きてしまう状態になることを、燃え尽き症候群と呼びます。【燃え尽き症候群になると】燃え尽き症候群になると次のような状態になってしまいます。・やる気がなくなり、最低限のことだけを事務的にするようになる。・アルコール中毒やストレス性潰瘍などの心身への病気を引き起こします。

【生理心理学とは】人間が楽しい、悲しいなどの感情を覚えると、神経系に変化があらわれます。このような神経や体のに表れる生理的な変化から心を読み取るのが生理心理学です。生理心理学は心と体の相互作用を考えていくものです。【生理心理学の事例】うそ発見器など嘘をつくことで起きる神経の変化をみることなどが生理心理学の事例としてあげられます。

【カクテルパーティー効果とは】自分の中で無意識にフィルターをかけ、自分の興味のある情報以外はシャットアウトしてしまうことをカクテルパーティー効果と言います。自分の会話に集中して、周りの声が聞こえないカクテルパーティーの状況からこう呼ばれています。【カクテルパーティー効果の事例】レストランで相手との会話に夢中になっていると、いくら周りでザワザワ話し声がしてもその会話が耳に入ってこないような場面が、カ...

【認知心理学とは】ものを認識したり、覚えたり、思い出したりというような心の活動をみていくのが認知心理学です。認知心理学は頭の中で起こる知的活動です。【認知心理学の事例】コンピュータに例えると、目や耳から入ってきた情報を脳という情報処理装置で処理していきます。このようなシステムを研究していくのが認知心理学です。

【パニックが起きやすい人】心理学者のキャントリルはパニックが起こりやすいタイプの人として、感受性の強い人、学歴の低い人を挙げています。【パニックになるときの心理】一つは他人が恐怖を感じているのを見て、自分も怖くなりパニックになってしまう場合です。もう一つには何かが伝染していて自分にもやってくると感じてパニックになってしまう場合です。

【集団心理で起こること】集団になると個人とは異なった次のような心理が働くようになってきます。・欲求不満が群衆行動として現れるようになってきます。・大勢の意見に同調しようという意識が出てきます。・だれかがやってくれるだろうという他人任せの意識が表れます。

【性格テストの検査方法について】性格検査は検査方法によって次の3つに分けられます。・質問紙法 ・・・ YG性格検査、MMPI・作業検査法 ・・・ 内田・クレペリン作業検査・投影法 ・・・PFスタディー

【夢分析について】一般的に、夢の内容から自分に対する振り返りをすることができると言われています。代表的な夢の分析には次のようなものがあります。空を飛ぶ夢 ・・・ 自由に行動したいという欲求の表れです。落下する夢 ・・・ 失敗に対する不安や恐怖の表れです。火事の夢 ・・・ 一時的な情熱にとらわれている表れです。食べる夢 ・・・ 満たされない欲求があるという表れです。

【色彩による心理効果とは】色彩による心理効果とは、色によって気分が変わってくることを言いいます。色のイメージは人類共通のイメージがあるものと、国や文化によって違ってくるなどの特徴があります。好きな色によってその人の性格が読み取れることもあるようです。【色彩による心理効果の事例】例えば、赤は欲望の強い人で積極的な行動派の人が好む色と言われています。

【共存依存とは】自分の存在価値を見出すために、他人との人間関係に依存してしまうことを共存依存といいます。共存依存の家庭に育った人は、自らも共存依存になる可能性が高くなります。【共存依存の事例】酒癖が悪く暴力を振るう夫に対して、別れずに我慢している妻は共存依存症の可能性があります。ダメな夫を面倒を見てあげているということに自分の存在価値を見出している状態です。

【トラウマとは】過去に受けた強いショックやストレスから、それが心の傷となりずっとその影響が続くことをトラウマと言います。トラウマが起きることとして、幼児期の虐待、異常な経験などがあります。【PTSDとは】PTSDとは外傷後ストレス障害のことで、災害、殺人、レイプなど生命にかかわるような危機にあい、その後も恐怖心を抱き不安障害となっていることです。PTSDになるとその時の出来事がフラッシュバックによ...

【5段階の欲求説とは】心理学者のマズローが唱えた、人間の欲求の発達段階を表したものです。1. 生理的欲求 ・・・ 食べる、排出するなどの欲求です。2. 安全欲求 ・・・ 身の安全や安定を求める欲求です。3. 所属・愛情欲求 ・・・ 仲間を求める欲求です。4. 承認・自尊欲求 ・・・ 他人から認められたいという欲求です。5. 自己実現欲求 ・・・ 自らの能力を発揮していきたいという欲求です。

【メラビアンの法則とは】メラビアンの法則とは、聞き手が話し手の印象を決定付ける構成比に関する法則です。メラビアンの法則では、次のような割合になっていると言われています。ノンバーバル(表情、服装、視線など) = 55%パラランゲージ(声質、テンポ、声の大きさ) = 38%バーバル(話の内容) = 7%つまり、メラビアンの法則によると話の内容以外で、大半は人を印象付けているということになります。